
SENNHEISER
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 ワイヤレスイヤホン
EDITORIAL SCORE
100点満点で評価
aptX Lossless対応で音質を絶対視するならWF-1000XM5の対抗馬。
※価格・在庫は変動します。最新情報はAmazonでご確認ください。
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こんな人におすすめ
Snapdragon Sound対応Android持ちで音質を最優先する人
Highlights
主な特徴
- aptX Lossless対応の世界初TWS級
- TrueResponseトランスデューサー
- ハイブリッドアダプティブANC
- LE Audio / Auracast対応
- 最大30時間バッテリー
Strengths
良い点
- +aptX Lossless対応で真のロスレス再生
- +ゼンハイザーらしい解像感の高い音質
- +IP54の高防塵防水
Trade-offs
気になる点
- −価格が4.5万円超と高め
- −ANC性能はSony・Boseに一歩譲る
- −対応コーデック活用にはSnapdragon Sound対応端末が必要
Specifications
スペック
| ドライバー | 7mm TrueResponse |
|---|---|
| 重量 | 5.4g(片側) |
| バッテリー | 7.5時間 + ケース30時間 |
| 接続 | Bluetooth 5.4 |
| コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3 |
| 充電 | USB-C・Qiワイヤレス |
| 防水 | IP54 |
Editorial Review
編集部レビュー
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4は、ゼンハイザーがTWSに「ロスレス再生」を持ち込んだ意欲作だ。世界初のTWS級としてaptX Lossless(Snapdragon Sound経由)に対応し、ロスレス品質のワイヤレス再生を実現。さらに同社独自のTrueResponseトランスデューサーによる解像感の高い音質、IP54の高防塵防水、最大30時間のバッテリーという、ハイエンドTWSに求められる要素をほぼすべて満たす。Sony WF-1000XM5・Bose QuietComfort Ultra Earbudsと並ぶ4万〜5万円クラスのプレミアムTWS群の中で、本機は「音質の絶対性能」を最優先する純オーディオ志向のユーザーにとって、最有力候補となる。
aptX Lossless対応:TWS初のロスレス再生という到達点
MTW4最大の独自性が、世界初のTWS級としてaptX Lossless対応を実現した点だ。これはQualcommのSnapdragon Soundプラットフォーム上で、CD品質(16bit/44.1kHz)相当のロスレス音源をワイヤレスで損失なく伝送する規格。LDACが「最大990kbpsの可逆圧縮」であるのに対し、aptX Losslessは「ロスレス(無圧縮等価)」での伝送を実現する点で技術的な前進と言える。 ただし注意点もあり、aptX Losslessをフルに活かすにはSnapdragon Sound対応のAndroid端末が必要。現状ではASUS ROG Phone・Sony Xperia 1 V・Xiaomi 13 Proなど一部機種に限られ、iPhone・Samsung Galaxy・通常のAndroid端末ではAACまたはaptX Adaptive止まりとなる。「対応端末を持っている、または近い将来買い換える」という前提が、本機の価値を最大化する条件だ。 非対応端末でもaptX AdaptiveやLE Audio(LC3コーデック)に対応するため、ワイヤレス品質は同価格帯のSony・Boseと比較して劣ることはない。「いま対応端末を持っていなくても、将来の準備として」選ぶのも合理的。
音質と装着感:ゼンハイザー流の解像感と長時間運用の快適性
音質はゼンハイザーらしい「過度に味付けせず、楽器の音を素直に出す」方向のチューニング。新開発の7mm TrueResponseトランスデューサーは、低域の輪郭・中域のボーカルの質感・高域の伸びと空気感をバランス良く再現する。同価格帯のBose QC Ultra Earbudsが「迫力と没入感」、Sony WF-1000XM5が「解像度と機能の両立」を看板にする中、本機は純粋に「音楽の細部を高解像度で描く」方向に振っており、ジャズ・クラシック・アコースティック系で長所が出る。 装着感は片側5.4gと軽量で、コンパクトな筐体形状により耳から飛び出さず安定して保持される。長時間装着でも耳の疲れを感じにくく、毎日数時間使うリスニング用途として実用的。IP54の防塵防水性能は同価格帯のSony XM5(IPX4)・QC Ultra Earbuds(IPX4)よりも一段強く、運動・雨天通勤・ホコリの多い環境でも安心して使える。 専用アプリ「Smart Control」では詳細イコライザ・サウンドゾーン機能・ファームウェア更新が提供される。Sonyほどの作り込みはないが、必要な機能は揃っており、シンプルな運用が好ましい人には十分。
ANC・通話・運用面:価格相応の完成度、ただし弱点もある
ハイブリッドアダプティブANC機能は実用上十分なレベルにあるが、Sony WF-1000XM5・Bose QC Ultra Earbudsの「業界最高峰」と比較すると一歩譲る場面がある。電車内・カフェの低周波ノイズはしっかり減衰するが、絶対的な静寂を求めるなら他機が勝る。これは「音質を最優先するチューニング」の代償でもあり、本機を選ぶ際は「NCはあくまでサポート、音質が主役」という割り切りが必要だ。 通話品質は屋内では問題ないが、屋外風切り音処理ではSonyの専用処理機に半歩譲る。Zoom会議・電話頻度が高いビジネス用途では他機が向く場面もある。 バッテリーは本体7.5時間+ケース30時間で計37.5時間と充実しており、出張・旅行用途でも実用的。マルチポイント接続・ワイヤレス充電・LE Audio対応など、機能面で「上位機に明らかに足りないもの」はほぼ存在しない。価格4.9万円はTWSとして最高クラスで、コスパで選ぶ機種ではないが、「ロスレス・ゼンハイザーサウンド・将来の通信規格対応」という独自価値に納得できれば、長く使える投資となる。
競合機との比較
Sony WF-1000XM5(実売3.9万円)と比較すると、NC性能・通話品質ではXM5が優位、音質の解像感とロスレス対応では本機が優位。価格差約1万円を「音質と将来性の対価」と見られるかが分岐点になる。 Bose QuietComfort Ultra Earbuds(実売3.9万円)は装着感とNCの自然さで対抗するが、純粋な音質解像度では本機が勝る。「日常の心地よさならQC Ultra、音質の絶対値ならMTW4」という選択になる。 Apple AirPods Pro 2(実売4万円弱)はApple機器連携と空間オーディオで対抗するが、Android環境ではコーデック面で本機の優位が際立つ。「iPhone主軸ならAirPods Pro 2、Android主軸でロスレス志向ならMTW4」が基本路線。
Verdict
結論
Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4は「TWSに音質の絶対性能を求める純オーディオ志向のユーザー」のための一台だ。aptX Lossless対応・ゼンハイザーサウンド・IP54という装備は他社にない独自価値で、Snapdragon Sound対応Androidを持つ人には特に刺さる。逆にiPhone主軸の人・NC一本足の人にはSony・Apple陣営のほうが向く。「ワイヤレスでもロスレスを諦めたくない」「音質に妥協できないAndroidユーザー」にとって、本機は現状もっとも合理的な選択肢となる。
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